クリスマスの日、厩での様子が淡々と描かれています。ネズミ、牛、馬などの動物からも見守られて産まれたキリストのお話が、無駄のない文章で綴られています。
絵も(版画なのかな)本当にすばらしいです。
私はクリスマスには馴染みがうすいですが、主人は敬虔なクリスチャンでもないのにちゃんとお祝いします。ヨーロッパでも国によって少しずつ風習が違うようですが、主人の家族はキリストが産まれたこと、そして三賢者が訪れたことを特に重要視しているようです。
娘の学校も12月になると劇の練習に入ります。今年は劇の最後の歌に「Happy birthday Jesus from the childrens of the world」という一説がありました。この本を読んで、彼が2000年以上も前に産まれたとは理解できないようですが、それでもどんな場面か想像できたらしく神妙に聞いていました。