表紙のたくさん並んだレトロなお面に惹かれて手に取りました。
「これからふたりはえんにちにでかけます」という一文の後は、ずっと文字がなく、絵だけでおはなしが続きます。
昼間に出店の屋台を組み立てるところから、たくさんの出店が並び出し、夜になってお客さんがだんだんと増えていく様子が丁寧に描かれていて、細かく見ていくのがとっても楽しいです。
描かれているのが今どきのお祭りではなくて、一昔前の縁日の様子なので、子どもよりも大人の方が夢中になってしまうかもしれません。とっても懐かしくて小さい頃にタイムスリップしたような気分になりました。