3歳の次男が、たまたま絵本カタログに載っていた本書の表紙写真を見て、「これ、見たい!!!」と言うので、図書館から借りてきて見ました。借りようとしたら、同じような仕掛け本が何種類もあったので、同じ出版社のデビッド・ホーコック著『からだのふしぎがとびだすよ!ポップアップ人体えほん』と両方借りてきて比べてみました。
こちらの本は、筋肉とか、骨とかのテーマごとに見開き4ページあって、それぞれのページでテーマに沿っためくる仕掛けがあります。しかけはそれほど凝ってはいませんが、逆に破れたり傷んだりしにくいとも言えます。見開きページで人間一人の絵が描かれているので、実物大というわけではありません。各ページの縁に色々と詳しい説明が全文ルビつきで書かれていて、小学校中学年くらいからしっかり学習できるレベルだと思いました。
それに対してもう片方の『からだのふしぎがとびだすよ!ポップアップ人体えほん』は表紙を開くと屏風型の折り込み付録のようになっており、本全体が1枚のポスターのように広がります(他にページはありません)。そこには140cmの人間の絵が描かれていて、仕掛けも、骨も筋肉も1枚の絵に重なりあっていて、顔の部分は立体的に持ち上がるようになっています。子供のサイズに近いほぼ実物大で、実感を得やすいと思いますが、裏面の説明は幼児から小学校低学年くらいまでの子向けであまり本格的なことは書かれていません。
身体に興味があって知識を得たいならこちら、身体に興味を持たせたいならもう一方が向いていると思います。
我が家ではこちらの絵本が結構気に入ったので、購入しようと思っています。