この絵本を読んで、最初、もったいないばあさんのすることにとまどいました。
小さい子どもの残したものとはいえ、もったいないからと誰かの食べ物を食べるなんて。
汚いと思いました。
大人の私でさえ思うのですから、小さなお子さんはなおさらでしょう。
でも、出しっぱなしにしていた水を止められて、くしゃくしゃの紙でかいじゅうスーツを作られて、短くなったえんぴつで虹を書かれて、みかんの皮をお風呂に入れられて……。
もったいないの精神でされたことが豊かなことのように感じられて、次第しだいに、もったいないばあさんが素敵なおばあさんに見えてきました。
「くらくなったらねるだけさ」
本当にそうですね!!