いもとようこさんの絵は、いつでも温かでやさしいです。子どもたちはこの絵を見るだけで安心できるようで、私がページをめくり始めると、きまってそばに寄ってきます。
5歳の娘は幼稚園で「ひまわり組」ということもあり、ひまわりが大好き。この絵本でこねこのミャーちゃんとミューちゃんと一緒になって、大好きなひまわりを育てた気分になったよう。おおきなひまわりの花が咲く場面ではニッコリ。そして枯れて花びらを落とす場面では、「あ、ひまわりさんが泣いてる」と、すっかり絵本の中に入り込んでいました。
でも、ひまわりさんがうつむいていたのは、寂しいからではなかったみたいです。ひまわりさんがおじぎをしているなんて・・・私にはそんな風に思ったことは一度もなかったので、ドキッとさせられました。
絵本の中にとても素敵な気付きがあって、感激しています。