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悲しい本」 コルクさんの声

悲しい本 作:マイケル・ローゼン
絵:クェンティン・ブレイク
訳:谷川 俊太郎
出版社:あかね書房 あかね書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2004年12月
ISBN:9784251009418
評価スコア 4.47
評価ランキング 10,771
みんなの声 総数 35
  • この絵本のレビューを書く
  • 悲しみについての本

    • コルクさん
    • 20代
    • その他の方
    • 埼玉県

    題名から「悲しい」って言っちゃてますね。
    「この本を読むと悲しくなる」と言う意味ではなく、「悲しみについての本」です。
    「悲しい」という感情について考えることってないし、ましてここまで深く向き合う本は、なかなかないと思います。
    これは悲しみと生きた男の本です。

    「私の悲しみだから。ほかの誰のものでもないのだから。」
    という文があります。
    この感情は自分自身のものだから、ほかの誰にも分からない。
    だから独りで考える。戦うんだ。
    でもぬくもりや温かさが欲しくなるときもある。
    人が明り(この本ではロウソクですね)を点けるのは、悲しみを和らげるものを求めているからかもしれませんね。

    悲しいという感情は、とても人間らしく、自分が生きていると思える大切なものだと思います。
    それはとても苦しく、痛くて痛くてたまらないものですが・・・
    でも悲しみを知らなきゃ、喜びだって感じることは出来ません。
    悲しみを知っている人間は、人に優しくすることができる人です。
    月並みな言い方ですが、そんなことを考えさせられた作品でした。

    哲学的で、難しい絵本です。
    大人向けの絵本と言い切ってもいいと思います。
    訳は谷川俊太郎さんで、流れるような言葉を書かれていますが、この本では強烈な言葉を投げかけているような気がします。
    その分、心に響く名訳でした。

    投稿日:2006/08/02

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