『どろんこハリー』で有名なジーン・ジオン氏とマーガレット・ブロイグレアム氏のコンビのデビュー作です。
最初に読んだときステキな“叙事詩”だなーと思いました。
なんだか読んでいてすごく穏やかな落ち着いた気分になるんですよね。
“はなびらが、テーブルのうえに おともなく おちてきます”
“おかに ゆきが ふってきます”
“かげが しずかに おりてきます”
という風に
今そこで起こっていることをただ綴っただけの語りなんだけども
とても優しい温かいものが沁みてくるんです。
四季折々の“恵み”の豊かさを実感しますね〜〜(うっとり)
どこか懐かしさを感じさせる淡い色合いのイラストも
この絵本の穏やかさにすごく合っています。
私が一番好きなイラストは“かげが しずかに〜”のところ。
“かげが だんだん ながく、ながく、のびていきます”
と続く文章を読むと
イラストの影がほんとに伸びていくような感覚になるほど
雰囲気があるんですよね〜
ゆっくりと夜のとばりがおりて
部屋で過ごす人たちの様子を語る部分もイイんですよ!
そして朝を迎えたジミーとおとうさん・・・・
もうこれは、、、実際読んでくださいというしかありません。
ここで私の稚拙な文章で紹介するのはもったいないくらいです。
お休み前の絵本にもオススメです。