ぴよちゃんシリーズ、読んだことは無かったのですが、このお話はとても優しいお話で気に入りました。
ぴよちゃんが散歩の途中に見つけ、最初は食べてしまおうと思っていた種。でも、お世話したりお話をしたり・・・、そのうちに友情が芽生えます。ぴよちゃんの気持ち、分かるなぁ。お友達が出来てとても嬉しかったのでしょう。いつのまにかお互いになくてはならない存在になっていたんですね。
でも、ひまわりの命は短く、お別れの時がやってきます。
せっかくお友達ができたのに・・・。
切ない気持ちでいっぱいになります。
でも、それで終わりじゃない。お友達のひまわりはいなくなってしまったけど、引き継がれた命がある。自然の営みを感じます。どんな生き物だって永遠じゃない。植物の一生をきちんと伝えています。だからこそ大切にしないといけないんですよね。今年はひまわりを植えてみようか、そんな気持ちになります。
娘もこの絵本を通して何か感じ取ってくれたらいいなぁと思います。
優しい色遣いとタッチがお話にぴったり合っていて、とても心に残るお話です。