娘が4歳の頃、この本の表紙の絵のタオルハンカチをいただきました。そんなわけで早速図書館で借りて読んでみたところ、娘に大うけでした。園長先生が遅刻するところがツボにはまったみたいで、自分で勝手に「なんと10時です」なんて文を作って何度も繰り返しては大笑いするほどのお気に入りシーンでした。
今回ナビに感想を書こうと6年ぶりくらいに借りてみました。さすがに11歳になった娘は昔のようにゲラゲラは笑わないものの、やっぱり口元をムフフとゆがめて楽しそうに読んでいました。
今日幼稚園を卒園した次男は、園長先生が「わたくし、(お弁当を)つくってこれませんでした」というところで、「園長先生、自分で作るんだ?」と大発見したようでした。
私も久しぶりに読んで、以前よりあっけなく終わってしまったような印象は受けたものの、やっぱり楽しくてうきうきしてしまうところは健在でした。
登場人物が皆楽しそう。遅刻した園長先生にさえ悲壮感はなく、愛らしさがたっぷりあります。
「晴れた日に私もどこかへ行こうっと!」と思ってしまうような楽しい遠足のお話です。