二人の絵の違いを確認すべく、再度じっくり見ました。
そう!手分けして描かれていました!
きっちりと本人が自分を描いていますね。
釣竿など小道具まで分けていたのにはもう感動しました。
そういった部分でも「絵さがし本」以上におもしろかったです。
ケンカもしちゃうんだけど、
お互いが自分にとって本当に不可欠な存在なんですね。
双子ならなおさらなのかな。
長年独自の技法やモチーフを追求しつつ、
こうやって同じ世界で、年を取っても二人で仕事もできる・・・
そしてそれが後世に残っていく・・・とてもすばらしいなと思いました。
見返しの、征彦氏の描いた村は、じ〜っと見ていると
「隣の○○ちゃんの家?」とか「ドジョウの池」、
「お祭り」や「芝居」や「独楽回し」・・・?
など、実に細かく描かれていて、きっと少年時代に住んだ
村と村人そのものを再現したのだと思います。
見応えがあります。
今も「ゆきちゃん」「せいちゃん」と呼び合っていてほしいなぁ。