3歳の娘の遊び場は、どんぐりの森。丘を登ったり、草むらの中を歩いたり、倒木の上から飛び降りたり、花を摘んだり・・・。そうした遊びの中で出会うのが、小さな生き物たち。倒木をごろりと転がすと、無数の幼虫がうようよ這い出してくることもある。「あっ、ここにもいた!このむしは、なあに?」と、娘は必ず聞く。最近では、花の名前も随分と覚え、「赤い花」や「白い花」だけでは納得せず、それぞれの正確な名前を知りたがる。「みつけた!」の絵本からも、たくさんの名前を覚えた。娘に聞かれる前に、まず親が下調べをしておかなければならない!「ホトケノザ」「オオイヌノフグリ」「ナズナ」「オオバコ」・・・娘も嬉しそうに私の後に繰り返す。そして、絵本で覚えた花や虫を、自然の中に見つけたときのときめき!「ママ、このパープルのおはなは、おおぬーのーり?(オオイヌノフグリ)」
娘が生まれて、どれだけ多くの小さないのちに出会ったことだろう。娘が与えてくれた多くの出会い・・・いつかなつかしく思い出す日が来るんだろうな。