同じテーマの「おじいさんならできる」を先に読んでいて、この本のストーリーは先に知っていたのですが、全然違う雰囲気の本なのに驚きました。
主人公のヨセフが持っているコート。ツギがあたっていてぼろぼろ・・・そこでリメイクしてベストにしちゃいました!
そして古くなるたびに、次々リメイクしていくんです。
リメイクされていくたびに小さくなっていくのが面白いところなのですが、この本では、そこが穴あきの仕掛けになっていて、それが面白さをアップしています。
それに、随所に使われているコラージュが楽しいです。すみずみにある新聞、雑誌、壁の絵などに書かれている名言??も見逃せません(笑)。
モノをリメイクしてとことん使う良さ、モノを大切にすることの大切さがよく伝わってくるお話ですが、押し付けがましくなく楽しい絵本です。
「おじいさんならできる」と読み比べてみるのも楽しいですね。