コートがジャケットに、ジャケットがチョッキに、チョッキがマフラーに…。最後に擦り切れてなくなってしまうまで、物を大切にするというユダヤ人文化が、穴あき仕掛け絵本となってユーモラスに描かれています。花模様や格子模様の布、雑誌や新聞の切り抜きなどのコラージュを用いたイラストも楽しい気分にさせられます。(探し物遊びができます!)
お話自体は昔からイディッシュ語で伝わる歌「オーバーコートをもっていた」という歌から作られたものだそうで、その歌も一緒に紹介されていたら、もっといろいろ遊べておもしろかったでしょう。どんな歌なんだろう、聞いてみたいなー、と子供と話しました。