いや〜、テーマそのものはとっても良かったんですよ。
ただ、ストーリーがとっても教訓めいてしまって、なんだか「仲間」意識とか、「友達」意識とかを押し付けられてるみたいになっちゃって…。
すごく素敵な言葉だったけど、トゲトゲぼうやの「ぼくのうちがわの、ここのところ(心)で、ともだちがほしいよって、ひとりぼっちの、こえがするんだ」とか、お父さんやお母さんが、子供を心配する台詞なんかを入れない方が、読んでいる子供たちが、自然にその気持ちを感じることが出来たんじゃないかな。
先に説明されちゃうと、子供たちが自分で感じ取れないような気がするんです。素敵なお話だっただけに、そこのところがちょっと残念でした。