同作者の「かばくん」はとても有名で、いろいろなお話会で聞いたことがありますが、こちらの作品は実は今回初めて知りました。
一度「こどものとも」に発表されてから本になっているようで、どちらの方が早く発表されているか、今いちよくわかりませんでしたが、どちらにも登場する「かめ」が常に描かれているので、姉妹作品だと思います。
動物園が洪水になって船を出すほどになるというのは、現実世界ではありえなさそうですが、もし、本当にそんなことが起きたら、こんな風にかばの背中にのってみたいですね〜。
お母さんかばの背中は乗り心地がよさそうです。
描いているキャンパスの紙質にもこだわりを感じました。
特に、最後の親子のかばのシーンは紙質のザラザラ感がかばの皮膚の感じや風景の色合いとすごく合っていて良かったです。
有名な作品「かばくん」とはまた違った目線のお話で面白いです。
3歳くらいのお子さんからお薦めできます。