「バスにのって」
その題名からは、バスに乗ってどこかに行くお話なのかな、という印象を与えますが、実際は違います。
バスは待てども暮らせども来ないんです。来るのは、他のものばかり。
そして、やっときたバスは満員で...結局、バスに乗りたかった主人公は、バスに乗るのをあきらめて歩きはじめます。
なんとも不思議なお話だけど、随所随所で出てくる「トントンパットン トンパットン」の言葉がリズムよく、軽快な感じ。
子どもは、この言葉だけを覚えて何度も歌うように言っていました。
トントンパットン トンパットン。トントンパットン トンパットン。
読み終わった後には、バスには乗れなかったけど、まぁいいか、そんな気持ちになれます。
この後、主人公はどこへ向かったのでしょうか?歩いて歩いて着いた先は?ちょっと気になります。