私には鬼門になっている荒井良二さんの作品です。前々からこの絵本の存在はしていましたが、購入したのは昨日です。
日本では絶対にあり得ない「待ち方」が描かれています。気が長いというかのんきというか、私は絶対にできません。こういうことを平然と受け止めてできる人って一体どんな人なのだろう?と思います。タイトルは『バスにのって』ですが、結局バスには乗りませんでした。予想外の結末ですが、これでいい!と思いました。
停留所で一晩過ごすことになった場面や、遠くのバス、通り過ぎるバスなどの表現が中々よろしくて、また荒井氏を見直しました。ラジオから流れる音楽と、時間がゆったりと流れているのが感じられるすてきな絵本です。