万里の長城が描かれているし、お坊さんだし、中国の人が書いた
絵本なのかしら?と思ったらアメリカの人でした。
だからなのかな?なんだか不思議な味わいのする物語でした。
まるで石のスープみたいに。
「その国の物語」として「その国の人」が書くのと、「他の国の人」が
書くのとでは趣きが違ってくると思うのです。ともすれば嘘っぽくも
なったりもして(日本というとフジヤマ芸者サムライみたいな、ね)。
でもこの絵本は、不思議だなあと思いつつも、中国の絵本かな?と
思ってしまったほどなので、上手なのだろうなあ。
ヨーロッパの民話では、おぼうさんのかわりにどんな人が登場するの
かしら?興味があります。
たくさんの具をいれて、みんなでおいしく楽しくスープを飲んで
あったまりたくなりました。