ずっと読みたかった絵本。
いつのまにか娘は手が離れ、1日の大半を私の手の届かないところで
過ごすようになりました。
「だっこ、だっこ」の日々が本当になつかしい・・・。
切ないくらいになつかしい・・・。
お母さんと赤ちゃんの絵を見ながら、こうやって片時も離れるずに、
頬と頬をくっつけあって、毎日いっしょに過ごしていたんだなあ、と思いました。
あの頃、私の横にいたのは、それまでわが子同然にかわいがっていた大型犬。
娘が生まれてからの3年くらいは、とにかく子育てに無我夢中で、
アルバムにも愛犬はほとんど登場しないことに、ずっと後になって気付きました。
こんな目で、愛犬も私と娘を見つめていたのかなあ・・・。
その愛犬も、成長した娘といっしょにきょうだいのように仲良く育ち、
やがて歳を取って天国へと旅立ちました。
今、娘の傍らにいるのは、同じ種類の子犬。
もう体重も娘と同じくらいです。
「『わたし』って、猫のことなの?」と、このお話がねこの視線で
語られていることに気づいた娘に、
「○○(愛犬)も同じように思ってたのかなあ?」と、聞いてみると、
「○○は大きすぎて、おひざに乗れないから、だっこしてほしい、って思わなかったよ。」との答えが返ってきました。
大きくなった子犬も、娘も、ママにとっては、どちらもかわいい赤ちゃんです。
まだまだこれからも、いっぱい「だっこさせてね!」