今まで自分ひとりの心地よい場所、心地よい時間が赤ちゃんが生まらたことによって無くなってしまったら。やきもちをやきます。あかちゃんなんてつまらない」そう思ってしまうのは、自然な感情ですよね。その気持ちが、猫の目を通して描かれています。
上の子供さんに読んであげれば、「そうそう」と思うかもしれませんし、下の子供さんに読んであげれば「「そんな風に思うんだ」と感じるかもしれません。兄弟のいない子なら、もし妹か弟が生まれたら「そうなのかな」と想像するかもしれません。
始めは「つまらない」と思っていた猫の気持ちが変化していく様子がゆったりと伝わってきます。1年生に読み聞かせをしました。みんな穏やかな表情で聞いていました。
我が家の9歳の二男もまだ「抱っこ」と言ってきます。重くて大変ですが、子供にとって「だっこ」というコミュニケーションは精神安定の特効薬だと思います。