おうちに赤ちゃんがやってきて、今までみたいに抱っこしてもらえなくて、
せつないネコの気持ちを描いたお話です。
「待ってるから抱っこして」というネコの気持ち、これはおそらく兄弟がうまれたばかりの、お兄ちゃんやお姉ちゃんの気持ちなのでしょうね。
お兄ちゃんやお姉ちゃんとしてのお話よりも、
なんとなく動物を使ったせいか、ストレートに心にきます。
ネコちゃんの絵が実にリアルなので、その点からも、せつなさが伝わります。
我が家はまだ一人っ子。
ひざも背中もおっぱいも(もう飲んじゃいませんが)息子よ、全部君の物。
でも…君はもう大きすぎるよ。重いし。
だからさあ、しがみつかないどくれ。
と思いながらも、この絵本を読むと、まだまだ抱っこしてあげたい、なんて思います。
はて、そんなにいいものなんですかねえ。お母さんとは。
そして、だっことは。