バーソロミューおじいさんは、ネリーのおとなりさん。
何とも舌をかみそうな名のこのおじいさんは、ネリーが赤ちゃんの頃から毎日さんぽに連れて行ってくれたのです。
二人はとても仲良しで、ネリーが小学生になっても一緒にすごしていました。
ところがある日、バーソロミューは転んで入院してしまいます。
そして車椅子で帰ってくるのです。
バーソロミューが帰ってくるのを待ちかねていたネリーは、散歩に誘います。
かつて、バーソロミューがしてくれたように、今度はネリーが椅子を押していくのです。
やりかたは分かっています!
挿絵の一つ一つに、お互いへの愛情があふれるようで、
とてもあったか〜い気持ちになります。
「敬老」という言葉は、こういうことなんじゃないかな、と感じる一冊です。
「だいじょうぶ だいじょうぶ」と似ていますが、
こちらは双方向的な感じがします。