私たちの世界では《良い子》であることが自慢ですが
かいじゅうの世界ではいかに《悪い子》であるかが自慢なんですって!
ヘイゼルは弟ビリーが生まれてから大人たちに構ってもらえなくなります
気を引こうとあれこれ悪さをしますが弟の悪さばかりに目が行き
ヘイゼルの悪さ振りにはなかなか目を向けてもらえません
そしてついに最大の悪さ、弟をよそにあげてしまいます
そこでようやく大人たちはヘイゼルの悪さ振りに気が付くのです
ついつい下の子ばかりに目が行ってしまう状況をとても面白おかしく表現されています
お姉ちゃん、お兄ちゃんになる子どもだけでなく
親が読んで気持ちを改めることが出来る一冊ではないでしょうか