作者名を見るとわかるかと思いますが、本人の子ども時代を描いた自伝的絵本です。
『にぐるまひいて』を彷彿とさせる美しく細部まで描きこまれた絵が印象的で、スイスの風景の美しさも見どころのひとつだと思います。
子どもが見ると、絵の美しさよりもクリスマスの「おかしの塔」に目を奪われるかもしれません。
私の息子は、「おかしの塔」を見て「こんなの本当にできるの?」と言っていました。
四季の移り変わりと人々の営み。
静かでゆっくりとした時間の流れが感じられる絵本です。
絵本好きな大人の観賞用絵本としても好まれるかもしれません。