娘が小学校2年生の時に、学校の朝の読み聞かせの時間に、読んだ絵本です。最近、図書館で、私が懐かしくて借りてくると、大学1年の娘も、手に取り、「やっぱりゆっくりむしはかわいいね」とご機嫌な様子。親子で、また楽しみました。
なんとも言えないユニークなお顔にお花の絵の表紙。ゆっくりお花のにおいをかいでいたら、「あららいそがしいね おはなさん」お花が散ってしまい、坂をゆっくり下り、いつのまにか未来都市にやっと着いた。未来都市の絵に子どもたちは、「わー」と歓声を上げてくれたのを覚えています。
きっと子どもたちにとって、ゆっくりむしのように、ゆっくりゆっくりと育っていくことは、大切なことなんでしょうね。そしてまわりがどんなに先へ行ってしまおうとも、自分のペースでゆっくりゆっくり歩んでいく。
そういえば、子どもが、まだ幼稚園の頃、ゆっくりむしほどゆっくりではないけれども、タンポポの綿毛を飛ばしたり、石を見つけたりして、ゆっくりお散歩していたなあ。
娘も普段は、忙しい大学生活を送っているけれども、この前は、暖かな春の日、時間もあったので、のんびりと、途中まで歩いて家に帰ってきました。我が家の本棚に、「ゆっくりむし」を仲間入りさせて、忙しい時は、ゆっくりむしのかわいいお顔を、見てほっと一息つきましょう。
みやざきひろかずさんの絵本は、ワニくんシリーズや、「ムニュ」などユニークで面白い!ほかにもいろいろ読んでみたいです。