死神に命を助けてもらい、最後には自分の欲から結局命を落とすことになる、何ともシニカルな内容の絵本。
おどろおどろしい訳ではなくクスッと笑えて、どこか納得いく所が魅力的。
子供も十分楽しめて、心に残る結末だと思います。
そして、本物の落語で「死神」を聞いてみたいという思いが募りました。
日本の伝統芸能である「落語」に触れる機会は多くないけれど、この絵本を読んでみて
「落語って、もしかしたら気楽に楽しめる世界なのかも!!」
「江戸時代も今(現代)も、落語を楽しんでいる日本人の心根は変わっていないってこと!?」
と、昔を身近にも感じました。
それにしても、いつの世も「人の欲」と言うのは変わらず、傍から見たら愚かですね。
当事者になるとその事に気づかない・・・。
怖い!!