一度図書館で借りて読んで
すごくすごく感動して
絵本ナビショップですぐに購入しました。
大きな国が軍事力に物を言わせて次々と周りの国を征服。
最後に手をつけた小さな国は軍事力を持たないけれど
文化が豊かで、みんなにこやかに歌いながら暮らしています。
攻め込んだ軍隊も手厚いおもてなしを受け
領土を征服したつもりで引き上げ
そこにあった文化も、手に入れたのです。
ラスト、祖国で、大統領は、征服した小さな国の子守唄を歌います。
でも、それって・・・。
強大な軍事力が、本当の意味では何の意味もないのだということ
おもてなしの心は、人を幸せにするということ
淡々とした話の流れの中に
強いメッセージ性を感じます。
しかし、小4の娘には、少しだけ解説が必要だったようです。
中高生から大人まで
幅広く読書できる一冊だと思います。