昔からある本ですが、作者が宮川ひろさんなので、お説教くさいのではと勝手に思い込み、手に取ることはありませんでした。
去年、読み聞かせ友達の中に、おすすめの本として推す人が何人かいたので、初めてページを開いてみました。するとなかなか素朴な内容でお説教くささなど微塵もありませんでした。ただ、今の子ども達にこの内容が受け入れられるか疑問だったので、積極的に読み聞かせに使おうとまでは思いませんでした。
ところが、友人のアドバイスで、本を読む前に実際にびゅんびゅんごまを回してみせ、さらに読んだ後に、皆でこまを回してみるという時間をつくったところ、子ども達の目がキラキラ。長い本なのに物凄く集中して聞いてくれました。
一緒におはなし会をやった友人は、びゅんびゅんごま回しの名人で、手と足で同時に二つ回してみせたので、拍手喝采でした。