どうしてこの本が、出版禁止になってしまったのか。そうしてしまうことのほうが、よほど差別を尊重してしまうような気がするのだけれど・・・。
出版されない期間の中育った子供たちには、私たちのときには知らない子供はいないくらい有名だったこのおはなしが、未知のおはなしになってしまっていました。
読み聞かせのときに「知ってる人〜?」と聞いてみても、2〜3人しか手が挙がりません。
その子達は、ほとんど親が絵本に感心を抱いている親御さんの子供たちばかり。
でも、読み始めるとみんな興味深そうに、トラに色々あげてしまうところや、トラがぐるぐる回るところや、昔私たちが楽しんだところを同じように楽しんでくれます。
そして最後の、サンボが食べたパンケーキの数に感嘆!
やっぱり良書は、いつまでたっても良書なのではないでしょうか。
復刊されて本当に良かったと思います。