息子の中学校図書室にありました。
気になる絵本だったので、公立図書館で借りました。
仕事は有能、人望も厚く親切な青年、シランさん。
ある日、突然投獄されてしまいます。
《みんなと違うことをした》という罪で。
何十年か前には、きっと日本にもあったこと。
そして、今も無いとは言いきれません。
世界に目を向けたならば、独裁者が、組織が・・
明らかに同じようなことを行っているのでしょう。
知ろうとしない者、知っているのに無関心でいる者が、
そんな冤罪を作り出すことに荷担しているのです。
なぜ、中学校図書館にこの絵本があったのか、よくわかりました。
息子に読んで聞かせました。
「かさをささなかっただけなのに?」と、実感が湧かない様子。
「図書の貸し出しが始まったら、自分で借りて読んでみなさい」と言いました。
まず、知ろうとすることから初めて欲しいと思います。