とても読みたかった本でした。
ごくごく普通のサラリーマンのシランさんがある日突然逮捕されてしまいます。
理由は雨の日に傘をささないから。
そして裁判を経ることなく、牢屋に入れられてしまいます。
「アムネスティ・インターナショナル」という、罪なく囚われている普通の人々に、国境を越えて手紙を書くという活動をしている人権団体を紹介する本です。
怖いのは、考えが違うから犯罪者であり牢屋へ入れても構わないという考えと、その事に対し世の中の人々が無関心でいる事。
私にできる事…を考えさせられる本です。
中学生の娘は、一度読んだだけでは理解ができませんでした。
ですので、アウンサン・スーチーさんの例を挙げ、説明しました。
それでも、現代日本に生まれ育った彼女には難しかったかもしれません。
理解できるまでくり返し読んでほしい本です。