内田さんのエッセイ集『絵本があってよかったな』を読みました。
実母が6歳のときに亡くなって、継母に愛されずに育った作者が、継母を許したとき、2冊の絵本が書けたそうです。
その1冊がこの絵本で、もう1冊が『おかあさんになるってどんなこと』
エッセイ集を読んでからこちらの絵本を読むと、作者の辛かった気持ち、それを乗り越えて優しい気持ちになれたことがすごく伝わってきて、涙が溢れました。
帯に書かれている作者の言葉
『どの子も無条件に愛されてほしい・・・・・。
それがいま、私の一番の願いです。
悲しい時を過ごさなければならなかった子は、
自分を愛せない子になります。
それを取りもどせるのは、
ただ優しい人との出会いだけです。
これはちいさな自伝でもあります』
楽しい絵本をたくさん出されている作者、原点はここにありますね。
そばに置いておき、何度も読みかえしたい絵本です。