うさぎさんが作ったいすは「どうぞのいす」。ろばさんがやってきて、どんぐりが入ったかごを その上に置いて お昼寝をしていたら、いろんな動物が次々にやってきて、あれれれれ!?
みんな、「どうぞならば・・・」と、「えんりょなく」いただくのですが、ちゃんとお返しを置いておくところが素晴らしいです。「ラッキー!!」とばかりに、自分だけいい思いをするのはだめですよね〜。おかげで、みんなが嬉しい気持ちになりました。ろばさんが、どんぐりが 栗に変わって、どう思ったのかは、ちょっと わかりませんが・・・。でも、つやつやと光った美味しそうな大きな栗だもの。きっと気に入ったことでしょう^^
読み聞かせ会で、子どもたちに読みました。小さな子どもさんも とてもよく聞いてくれました。お母さんが「うちの子どもが こんなに絵本をちゃんと聞けるとは思っていませんでした」と、あとで話してくださいました。
動物たちが次々にでてくること、繰り返しがあること、みんなの優しい気持ちが子どもの心にすっと入ってくることなど、子どもを惹きつける魅力がたくさんあるのでしょう。
この『どうそのいす』が、2015年12月で累計100万部とのこと、おめでとうございます!!たくさんの子どもさんたちが、この絵本を読んで育っているのですね。もうお父さん、お母さんになっている人も多いはず。そして、読み手だった親御さんは、おじいちゃん、おばあちゃんに・・・。
しっぽがついた「どうぞのいす」を、公園や駅、バス停などあちこちに置いておいたら、「そういえば、子どもの時に、こんな絵本を読みましたよ〜」「あら、私もです!」「私は、子どもに 読んでやりましたよ」なんて、会話が、居合わせた人の間で始まるのでは?と ふと 妄想してしまいました(笑)