うさぎさんが小さな椅子を作ります。どうぞのいすと立札をたて、木のそばに置いたところから物語は始まります。初めにやってきたロバさんは椅子を見ると、なんて親切な椅子だろうと言い、椅子の上に拾ってきたどんぐりを置いてひと眠り…そこから、次々と動物が現れ、どうぞならばとおいてある物を美味しく食べ、そのお礼の代わりに自分の持っていたものを置いていくという優しさと思いやりの繰り返しで物語は進んでいきます。
絵もかわいく優しい色使いで、温かな気持ちや優しい心が育むお話だと思います。
最後、ロバさんが眠りから起きた時の一言もとってもかわいくて親子でお気に入りのページです♪
子供も小さな頃からどうぞのいすが大好きで、動物がたくさん出てくるのが好きで嬉しそうに読んでいました。 リスの数を数えたことから、初めて数字にも興味を持った思い出の絵本でもあります。
初版が81年、いつの時代の子供の心にも届くものがあるのだと思います。100万部も納得の大ベストセラーです♪