わぁ何?
モノクロの森の中にぼくだけカラー…
表紙もなかなか興味深かったけど、1ページ開くと付箋紙のような
紙に書かれた「パパかえってきて」のメッセージ。
物語の始まりは真夜中の雷。
ちょっと、いやかなり不気味さをかもし出したオープニング。
朝起きたらパパがいなくなっていた。ママは無表情のまま
パパがどこへいったかわからないと言う。
ママのいいつけで病気のおばあちゃんを見舞う事に。
どのページも陰鬱な雰囲気のままいよいよモノクロの森へ突入。
森の中は童話をモチーフにした隠し絵の要素がふんだんにあり、
「旅の絵本」を彷彿とさせます。(かなり雰囲気は違いますけど…)
アンソニー・ブラウンのデッサン力素晴らしいですね。
見返せば見返すほど、隠し絵が見つかります。これは楽しい。
後半、おばあちゃんやパパ、ママがページ一杯の笑顔で現れますが、
あまりホッとするような笑顔に見えないのは私だけ?