あの大津波の恐怖と災害復興がままならない事実を感じつつ見つけた本です。
実在の人物がモデルだということ、小泉八雲の作品だということに驚き。
五兵衛さんは、津波来ることを浜で祭りの準備をしている村人に知らせるために、稲刈りしたばかりの稲むらに火を放ちます。
日頃村人から信頼のある五兵衛さんだからこそでしょうか、人々は駆けつけてきて助かりました。
この3月11日に東北を襲った大津波の中で、人々はどうだったのでしょうか?
この絵本のように人々が助かる手立てはなかったのかもしれません。
それでも学びのある絵本でした。