子どもには、親が子どもを置いて、デートにでかけるような習慣が新鮮だったみたいです。
また、ホーレン草がうしのフンみたいという表現も、すんなり理解できなかったみたい。外国のホーレン草は、煮たものが缶詰になっていたりして、かなりべちゃべちゃしてるんだよって、話してみたりして。子どもは興味深く読んでいました。
この本の絵がとってもユニーク。女の子とクローゼットから現れた五人組の遠近感や大きさがかなり強調されていて、不思議な空間にまぎれこんだような気分にさせてくれます。
五人組が関西弁を話すのも、今江さんの粋なはからいでしょうか、かなり話をおもしろくしていると思います。五人組とかくれんぼをするようす、かなり笑えます。
親と子どもがそれぞれで楽しいひとときをすごしているのが、印象的な一冊でした。