以前読んですごく印象的な内容で、
また読みたいと探していました。
感想を書くのにも、軽い気持ちではかけず
躊躇していましたが、再び読んで、
素直に感じたことを書こうと思いました。
最初、ラストは予想もしていなかった展開に驚きました。
できることではなく、できないことに目を向ける。
当たり前のことのようなのに、気付いていなかったことに
気付かされ、今まで見ていた世界がひっくり返ったような、
そんな衝撃を受けました。
身体的なことから、精神的なことにも触れていることも、
心に響きました。
「おとうさんとおかあさんをなくしてみるわけにはいかないものね」
という言葉には胸を突かれました。
自分が体験できないことを、想像して、相手の事を思うということ。
そこで自分ができることは何だろう?と
さまざまな事を考えさせられた一冊です。
自分がこの本と10代の頃に出会っていたら、
どんなことを感じられたのだろう?とふと思いました。