宮西先生のティラノサウルスシリーズは、タイトルも本当に印象に残る作品ばかりです。
この作品も書店で見つけ、吹き出しながら手に取りました。
トリケラトプスの子リケラが、洞穴に落岩で閉じ込められてしまった両親を助けようと、森へ駆け出して行きます。
誰も、岩をどけることができません。
ちいちゃな体で岩に体当たりし続けるリケラ。
ところが、アナトティタンが「岩を 打ち 破れる やつが、ひとり いる」とつぶやきました。
それは、リケラが会ったらたちまち食べられてしまうであろうティラノサウルス。
リケラは、わが身を捧げる覚悟で、走り出しました。
この後、洞窟の中のリケラの両親も胸算用に入れて、岩を砕きに奮闘するティラノサウルス。
様々なアクシデントの中、リケラの純粋無垢な心に打たれティラノサウルスは、・・・。
ん〜〜〜、やっぱり泣いちゃいますねぇ。
リケラの親をおもう心。
リケラのティラノサウルスを信じきった真っ直ぐさ。
そして、ティラノサウルスの心の変化。
信じてもらうって、人の心を優しくとかしてくれるのだな〜としみじみ読みました。
このタイトル、やはりアッパレです!