私、子どもに読んでもらいたい絵本なら、やっぱり主人公はできるだけ元気な方がいいと思っています。
ボランティアで読み聞かせに入るほとんどの学校は朝読の時間だし、朝から主人公が死んじゃう話とか、重くてしんどいテーマの作品では、どんなに素晴しい内容でも聞いてる子どもたちの心が1日辛くなっちゃうんじゃないかと…。
この絵本は最初はテンポ良く、いろんな動物たちも登場して楽しいです。でも、最後の最後の方で、主人公のクッツさんはあっけなく死んじゃうんですよ〜。
これは、最後の最後のオチにつながるものですが、
できたら作り上げたムカデの靴をちゃんと手渡して、もう少し明るい終わり方で締めて欲しかったです。内容も、絵本の全体的な作りも今までにない奇抜で楽しい作りだったので、このラストだけが気になりました。
内容的には小学校高学年くらいのお子さんからお薦めします。
読み聞かせに使うのは、微妙です。