地球の裏側をイメージしたお話はいくつか読んだことがありますが、斜めに掘っていくという発想が斬新に感じられたナンセンス。
斜めに掘るって言ったって、そりゃまあそう簡単な話じゃあござんせんよ。
地球を斜めに掘り出した子どもたち。
地中に埋まっているあれやこれやが、とても意味深長に思えていたら、斜めに掘っていくと、絵もだんだん傾いて宙返り。
斜めの不安定感を感じつつ、アメリカはケンタッキーに顔を出した途端に、英語の世界に入るところなんぞ粋じゃあありませんか。
掘った穴の向こうに富士山が見えるってえのは、川端さんが得意とする落語話のようでこれまた、大げさなオチでありました。
楽しいのですが、少し考え込んじゃいました。