小さな男の子たちの冒険物語。センダックの「かいじゅうたちのいるところ」を思い出しました。
ちいさい弟たちと一緒に公園でお城をつくり、おうさまになってドラゴンやかいじゅうと戦いごっこを始めます。戦いに勝ったおうさまたちは「こんやはみんなで、おしろにとまろう」と宣言。でも夕方になると弟たちは順に両親に連れられ、家に帰ります。「こわいもんか」とお城で頑張るジャックですが、だんだんと心の中のドラゴンが大きくなって、不安になってきます。
そんな小さな男の子を見守るお父さんとお母さんがまた素敵です。パパに肩車されて家に帰るジャックのうれしそうなこと。最後のページには冒険に疲れたジャックの姿もあり、とっても癒されます。
2才の息子に寝る前に読みました。絵本の中で一緒にかいじゅうたちと戦って、最後にはほっとして、気持ちよく眠りにつけたようです。おやすみ前に読んであげるのにもオススメな絵本です。