表紙のこやぎ、凛々しいですね表情が。自信に満ちています。
数を数えることができるという、それはそれは誇らしいちからをこどもが持つと、得意満面になって、二倍も三倍もたくましくなります。本読みを聞いているこどもも、耳からそれを感じ取るのでしょう。次第にいっしょに数を数え始めます。
登場するどうぶつも、やさしい家畜ばかり。ほのぼのとした自然の中で、どうぶつたちの一大事を、ちいさなこやぎが解決するおはなし。林明子さんの絵が、ページの隅々に聡明さの花を添えています。おしまいにはアヒルさんにも、数を教えているようですよ。さあみなさんで、1、2、3、感謝。