くしゃみが絵本になるなんてスゴいです。大きなくしゃみをして自分の名前もおかあさんの髪の毛の色も、学校で習った大事なこと全部忘れてしまった男の子のお話。ダイナミックで鮮やかな挿絵が印象的です。
一緒に読んでいた5歳と8歳の娘たちは、なんだか唖然としながら、男の子の鼻から出てくるモノや人を絵を見つめていました。なんとか無事にみんな男の子の頭の中へ戻っていきましたが、ドキッとさせられるラストが待っています。
8歳の娘は、本文よりも、カバーの見返し部分にある「知ってた?」のコーナーに興味津々。「目をあけたままでくしゃみをするのって、とてもむずかしいけど、できないことではありません」ときいて、やってみたくて仕方がないそうです。