内表紙にメアリー・スミスの写真があります。
そう、これはイギリスで本当にあった仕事、ノッカー・アップ(目覚まし屋)を
描いてあるのです。
その方法とは、ゴムのチューブ(まるでストロー!)に豆をつめて、
顧客のベッドルームの窓に当てるというもの。
顧客が窓を開けて顔を出すという、任務遂行まで、何度でも、の仕事きっちり!ぶりです。
その技術たるや、最後の娘のエピソードからも明らか。
まさに、プロフェッショナルな技術です。
でも、巻末の解説によると、重宝された任務にもかかわらず、給金はわずか。
低賃金の労働者の現実が伺えました。
大人でもちょっとびっくりのエピソードだと思います。
小学校あたりなら、仕事関連のブックトークで取り上げるのにもいいかもしれませんね。