南に住む、珍しい鳥たちをサンタさんにもらったバーバズー、
大喜びしたのも束の間、
南国の鳥たちには、ここが寒すぎる!
暖かくするためにバーバパパたちは様々な方法を試しますが…。
プレゼントという題名はフェイクで
環境、電力などをバーバパパとともに考える絵本です。
世界で大人気のバーバパパ、
このような切り口のストーリーがあるなんて。
びっくり、嬉しい出会いでした。
バーバパパは、からだの形を自由に変えられます。
伐採の気分を味合うため、木になってみる。
風力、水力、太陽光、様々な形になって発電、
さらには自転車を漕いで自家発電まで。
便利さのためではなく、せっかく会えた鳥たちのことを思い、
なんとか暖かさを提供したいバーバパパたち。
純粋でひたむきな彼らに子どもだけでなく、大人も取り込まれます。
木になったり、雲になったり、
自転車まで楽しげにこぐ、
彼らはカラフルでユーモラス。
海外らしい、教訓的でシニカルな内容でもありますが、
そんな愉快なバーバパパたちだから、楽しく読めます。
考え、自分たちで動く!
素晴らしい団結力、行動力に頭が下がります。
そんな彼らにはサンタさんまで粋な計らい、
誰もが嬉しい結末も収まりがよく、みんなの心も暖かくなれます。
気づきの多い、話が広がる内容に得るものがあるはず、
親子でぜひ読みたい絵本です。