人の一生を考えるとき、自分には何が出来るのだろうかといつも考えます。
ルピナスさんがまだ少女だった頃アリスと呼ばれていたときに、
「おおきくなったらとおくへいく。
おばあさんになったら海のそばの町に住む。」という夢を持ちます。
そして、「世の中を美しくする。」という課題をおじいさんに与えられます。
幼いときにこのような夢と、人生の課題を得ることが出来る人はいったいどれくらいいるのでしょう。
大人になったアリスはいろいろな国を見て回ります。
まさに夢を叶えてゆきます。
そして、最後に「ルピナスさん」と呼ばれるようになった由来が分かります。
一人の女性としてのこんな生き方、素敵だなあとあこがれます。
息子・娘はどのように感じたのでしょう。静かに読んでいました。
年老いたときおじいさんのように、そしてルピナスさんのように
「世の中を美しくしてほしい。」と子どもたちに言えるようなひとになりたい。
そしてそれを素直に「いいよ。」といってくれるような
小さな幼い子どもたちが周りにいてくれたら幸せだなと思います。