家族のきずな絵本コンテストの大賞受賞作品だそう。
図書館に寄贈本として入っていたのですが、とてもおもしろかったので。
お父さんに怒られて腹の虫が治まらないボクが、お姉ちゃんに怒って、お姉ちゃんはお母さんに、お母さんはお父さんに。
怒られた方だって怒っている、という理屈で、全員なにかやりながらまだ怒っている。
食事もお風呂もそっけない。
で、怒っている理由は……?
よくわかんない。
お父さんと重なりあって眠るボク。
家族って。。。
昨今、家族の絆を問うドラマや映画がはびこり、介護や離婚を通してなにかで繋がることを描いてある。
それも悪くないが、私は食傷気味。
だが逆に、何げない日常のなか怒りで家族を突き放しつつ繋がっている、この話で家族らしさを感じた。
八つ当たりは嫌いだけど、まぁ一緒に暮らしていたら、こういうこともあろうね。オススメです。