(おばあちゃんを連れて行かれてしまう…)と思っている 幼い4人の兄妹に 死神は 諭す様に語りかけます。
死とはどういうものなのか…
そして 子供達が半ば納得したであろうと思われたとき
「魂よ さあ飛んでいけ」と窓を開け放つのです。
このお話の中での死神は 弱った体から魂を解き放つ手助けをしている神として 私の中に響きました。
おばあちゃんの魂が 思い病気を患った体から開放されたと感じた時 何となくホッとした様にも思いましたが
「死」ってそれだけじゃ語れないよなぁ…とも感じました。
そこで 死神が子供達を諭すときに話した物語を思い返してみました。
はっきり言って とても難しいお話です☆
中1の娘でさえ「途中で出て来るお話がよく理解できなかった。」と言っていました。
「死ぬことがなかったら、生きているということは大事なことではなくなるんだよ。」
というメッセージを伝えるための逸話のようですが とっても哲学的で…
私の心の中でもまだ不完全燃焼☆という感じです。
「世の中は 良いと感じることと悪いと感じることの2つで1セット」どちらかが欠けも 物の本質が解らなくなる…
と云う事でしょうか。
まだまだ考えたいと思う作品です。
タイトルの「泣いてもいい?」については 「もちろん!泣いてもいいんだよ。」と言ってあげたいです。
でもきっと このお話の中の子供達は 大泣きすることはなかったのでしょうね。
「死」を受け入れる覚悟が出来たと感じられる締めくくりとされていました。
現実に立ち返ってみると…
それでも大泣きするのが子供というものなのではないかなぁ…と思ったりしています。