「おうちにかえれなくなったの」と、泣いている
ちいさなおばけのために、るるちゃんが、一緒に歩いて連れて
帰ってあげます。よるのみちはまっくらで、おおきなねこが
とおせんぼしたり、おおきなふくろうがとおせんぼしたりもします。
でも、るるちゃんはおばけのためにこわいのをがまんして、無事、
ちいさなおばけのおうちまで送ってあげることができたのです。
おばけとは言っても、こんな風に小さければかわいらしくて
怖くないのだなあ、るるちゃんも、我が娘も(笑)、と思いました。
娘は先にひとりでも読んでいて。
「このおばけかわいいんだよ」とも言っていましたし。
そうして、今度は、ひとりでおうちにかえれなくなってしまった
るるちゃんをちいさなおばけが送って行ってあげます。
ちいさなおばけも今度は道を覚えたから大丈夫なのね。
お互いに送りっこの連続になったらどうしようかと思いましたが(笑)
それはなくてほっとしました。